手のしびれの症状と原因
 
 

手のしびれが起こる原因は様々です。

脳や脊髄神経の病気から起きる場合、また末梢神経の圧迫、他にも肩こりなど血液の流れが悪くることから起きる場合もあります。

手がしびれる原因のひとつに、胸郭出口症候群というものがあります。

胸郭出口症候群とは
 

胸郭出口症候群は、手や腕をつかさどる神経や血管が胸郭出口という狭い隙間で圧迫されることで起こる症状のことです。

手のしびれ、痛み、だるさ、握力の低下など、様々な症状を引き起こします。

胸郭出口症候群には、以下の3つの種類があります。

 
 
斜角筋症候群
 

前斜角筋と中斜角筋の間の神経が圧迫されて起こる症候群です。

原因には、頚肋と呼ばれる肋骨様の骨がもともと前斜角筋と中斜角筋の隙間は狭いのですが 、体の疲れや姿勢・血行不良によって筋肉が硬くなり、血管や神経を圧迫することなどから起こります。

手の薬指、小指に知覚異常や痛みが発症し握力も弱くなります 。

20代、30代なで肩の女性に多い病気で長く肩を下げていると症状が悪化します。

 
肋鎖症候群
 

鎖骨と第一肋骨の間で神経や血管が圧迫されて起こる症候群です。

こり肩甲骨周辺の痛みやだるさ、指先に軽い知覚障害とチアノーゼを起こします。

こちらも疲労、姿勢などの変化で肩が下がると発症しやすく、腕を上げて寝ると楽になりやすいです。

 

過外転症候群
 

胸の前面にある小胸筋の下や第一肋骨と鎖骨の間で神経や血管が圧迫されて起こる症候群です。

指先に知覚障害や血行障害が起こります。

つり革を持つように腕を上げる姿勢、後ろに強く引くと圧迫が強まります。

窓を拭く作業などのように、腕を頭より上げた状態をしばらく続けた時に発症しやすいと言われます。

鎖骨周辺はたくさんの筋肉や骨で構成されており、どこで神経や血管が圧迫されるかを見極める必要があります。

また首の長い方や20代30代の方に多く起こりやすいと言われています。

日常のデスクワーク、スマホ、前かがみで猫背になる、肩腕をよく使ってお仕事をされてる方にも多く見られます。

胸郭出口症候群を確認する徒手検査法
 

胸郭出口症候群は5つのテストを行うことで四つのタイプに分けることができます。

 
エデンテスト
 

痺れや痛みを感じる方の腕を後下方に引っ張る。

手首の親指にある橈骨動脈の拍動が触れなくなる。

これは肋鎖症候群が陽性と判断されます。

 
アドソンテスト
 

顔を上に向かせ、痛みがあるほうの後ろを見るように首をひねり深呼吸を行わせる。

これにより痛みのある腕の手首の橈骨動脈の拍動が触れなくなる。

これは斜角筋症候群が陽性です。

 
ライトテスト
 

肘の関節を90°曲げて保持する姿勢をとってもらう。

痺れの誘発橈骨動脈の拍動が触れなくなる。

これは肋鎖症候群、小胸筋症候群が陽性です 

 
ルーステスト
 

3分間の挙上負荷テスト。

肘の関節を90°曲げて保持する姿勢をとってもらう、ライトテストと同じです。

手のグーとパーを交互に3分間繰り返す。

それにより痺れの誘発、橈骨動脈の拍動が触れなくなる。

これは肋鎖症候群、小胸筋症候群が陽性です。

 
モーレイテスト
 

鎖骨の上部周辺にあるくぼみを形成している斜角筋を指で圧迫する。

肩から腕腕から手への放散痛を訴える。

これは斜角筋症候群が陽性です

 

手のしびれ(痛み)で悩んでおられる方は、ぜひウェルネストアロード整骨院へご相談ください。


ウェルネストアロード整骨院では、手のしびれに対する治療を行っております。

当院では、国家資格を取得したスタッフが、長年の経験と知識をもとに、患者様の症状に合わせた適切な治療を提供しております。また、常に最新の情報や技術を学び、患者様により良い治療を提供するように努めております。

初診の際には、スタッフが丁寧に問診や検査を行い、患者様の痛みや不安を取り除くように努めています。治療に関しては、わかりやすく説明し、納得いくまでご説明いたします。安心してご来院いただけるよう、スタッフ一同心よりお待ちしております。

ご予約での施術受付も可能です。また、ご不明な点は、お気軽にお問い合わせくださいませ。