股関節痛の構造による原因と症状
股関節とは、左右の足の付け根にあり胴体と足を繋いでいる関節です。
骨盤の左右にある寬骨臼と呼ばれるくぼみに太ももの骨である大腿骨の上端の丸い部分が収まってできています。
寬骨臼と大腿骨頭の表面は軟骨で覆われていて滑らかに動くようになっています。
足の付け根の痛みが代表的な症状
股関節の病気で現れる代表的な症状が鼠径部痛で、立ち上がる、歩き始めるなど、動き始めに痛みが出やすいのが特徴です。
トイレでしゃがみにくい、靴下が履きにくいなどをきっかけに異常に気づく人もいます。 ただ、それが股関節の病気の症状と気付かないことも少なくありません。
痛みは太ももや膝のあたりに現れることもあるため、腰の病気による坐骨神経痛と思われたり、膝の病気だと思われる場合もあります。
痛みの主な原因は変形性股関節症
股関節の痛みが現れる原因としては多くが変形性股関節症と考えられます。
その他、ステロイド薬や大量飲酒が関係すると言われる大腿骨頭壊死症や高齢者では骨粗鬆症でも脆くなった骨がつぶれるような骨折、怪我や加齢による関節唇損傷などもります。
変形性股関節症とは、股関節の軟骨が何らかの原因ですり減って進行とともに関節が変形していく病気です。
寬骨臼形成不全とは、骨盤の形に元々異常がある状態のことです。通常、骨盤の寬骨臼は球状の大腿骨頭を覆うような形で股関節を構成してます。
しかし、寬骨臼形成不全では寬骨臼の関節面が狭くて大腿骨頭を十分に覆っていません。そのため、負荷が狭い範囲に集中してかかり、関節軟骨がすり減りやすく長年使っていくうちに変形性股関節症が発症します。
寬骨臼形成不全は女性に多く、変形性関節症は50歳前後の女性に多く発症します。
その他、肥満も変形性股関節症を悪化させる要因となります。
股関節症
股関節症は、進行すると痛みが続き歩行も困難になります。変形性股関節症になると足の付け根付近くから太ももにかけて痛みが出ることが多くなります。
股関節の軟骨がすり減り始めた頃には歩き始めの痛みが一般的ですが、進行とともに痛みを感じる時間が長くなり、股関節の動きが悪くなったり歩き方が変わったりします。さらに進行すると歩行が困難になり日常生活に支障をきたします。
股関節の軟骨は加齢変化によってもすり減ります。
変形性股関節症は、一度発症したら完全に治ることは難しく個人差はあるものの一般的には徐々に進行していきます。歩き始めに足の付け根辺りに痛みが出ることが何度かあったり、歩き方が変わったと周囲から言われる場合もあります。
その場合は早めに受診するようにしてください。
ウェルネストアロード整骨院では、股関節痛に対する治療を行っております。
当院では、国家資格を取得したスタッフが、長年の経験と知識をもとに、患者様の症状に合わせた適切な治療を提供しております。また、常に最新の情報や技術を学び、患者様により良い治療を提供するように努めております。
初診の際には、スタッフが丁寧に問診や検査を行い、患者様の痛みや不安を取り除くように努めています。治療に関しては、わかりやすく説明し、納得いくまでご説明いたします。安心してご来院いただけるよう、スタッフ一同心よりお待ちしております。
ご予約での施術受付も可能です。また、ご不明な点は、お気軽にお問い合わせくださいませ。