鍼灸治療と免疫力の関係

おはようございます、トアロード整骨院です。

少しずつ暖かくなってきた今日この頃ですが、

インフルエンザやコロナウイルスと大変な話題が尽きません。

皆様、身体の調子などくずされていませんでしょうか?

 

風邪やウイルスから身体を守るために、マスクをしたり手洗いをすることはとても大切です。

また、免疫力を高めてウイルスや菌を撃退する身体を作っていくことがとても重要です。

 

今回は『鍼灸治療と免疫力』についてお話させていただこうと思います。

鍼灸治療と聞いて、皆様はどのようなことをイメージされるでしょうか。

深い場所のコリをとってくれたり、最近では美容にも効果があるといったところでしょうか。

実際に鍼を打つことで筋肉の緊張は緩みます。

また刺激を与えた周囲の毛細血管が拡張され、新陳代謝が高まり顔の色ツヤなどが良くなります。

しかし鍼灸は身体の症状を和らげるだけでなく、”免疫力”を高める効果もあるのです。

免疫力を高める鍼灸治療

”免疫力”とは、身体の中にウイルスや病原体が入っても抵抗できる力のことをいいます。

ウイルスや細菌が体内に侵入しても、免疫細胞がそれらの菌を殺したり、菌の掃除を行ったり、侵入したウイルスや菌の抗体を作ったりしてくれているおかげで、私達の身体は元気な状態を維持できます。

しかし免疫力が低下するとこれからの機能がうまく働かず、ウイルスや菌に侵されて風邪や感染症にかかってしまうのです。

風邪を引きやすいという方は、もしかしたら免疫力が下がっているのかもしれません。

免疫力を上げるには、大きく3つの方法があります。

① 身体全体の代謝を上げる

② 自律神経の調子を整える

③ 腸内環境を整える

 

① 身体全体の代謝を上げる

身体の代謝を上げるには運動がおすすめです。
身体を動かすことで血行が良くなり、免疫細胞もスムーズに働くようになります。

 

② 自律神経の調子を整える

自律神経のバランスと免疫力は密接に関係しています。
自律神経のバランスがくずれると免疫力は下がってしまいます。
自律神経バランスを整えるには、ストレス溜めすぎないことや、質のいい睡眠を心がけるなど、規則正しい生活をおくることで改善されます。

 

③ 腸内環境を整える

腸は、食物以外にも細菌やウイルスが侵入してくる場所であるため、免疫機能が携わっています。
実は身体の免疫に関わる細胞の約6割以上が、腸内に存在していると言われています。
そのため腸内が健康であることが、免疫力アップのカギと言えます。
腸の調子を整えるには、発酵食品や食物繊維を摂ることが有効です。

「なぜ鍼治療が免疫力アップに繋がるのか?」

鍼灸治療は、先ほど説明した免疫力を高めるために重要な「代謝を上げる(血行促進)」「自律神経の調節」「腸内環境の改善」を助けることができます。

鍼灸治療は人間が本来持っている力(自然治癒力)を回復させて、健康な身体へと導くことが目的です。そのため身体に負担をかけずに、免疫力を高めることができるのです。

免疫力が低下して体調不良を招く前に、免疫力を高めて、侵入してくるウイルスや菌をやつけられる状態を作りましょう!